PEOPLE 支え続けるベテランたち
機械専攻

自分で設計して、工事して、
失敗を乗り越えるから、
成長する。

F.S.
2002年 入社
エンジニアリング事業本部 プロジェクト部
機械グループ 機械チーム
(所属は取材時点のもの)

土木も建築も機械も電気も
プロセスも、全部やりたい。

ものづくりの裏側に興味がありました。自動車や携帯電話などの高度な製品をつくるためには、そもそも設備が必要です。裏側の方が面白そうだと、エンジニアリング会社の設計職に絞って就職活動をしました。MMTECを選んだのは、機械のことだけじゃなく、電気のこともプロセスのことも分かるオールマイティな技術者を目指せると思ったから。MMTECは、土木も建築も機械も電気もプロセスも、全部できる。そういうトータルエンジニアリング会社って、日本で数社しかないと思います。自分で設計したものを現場監督まで担当することができる点も、とても魅力的でした。

現場での失敗が、
設計に活きている。

最初に配属されたのは直島事業所(※1)です。親会社の大規模な銅製錬所があり、小さい工事から大きい工事まで、設計と現場監督どちらも経験させてもらいました。図面を描いて実際に工事をすると、思わぬアクシデントが起こる。先輩方は分かっていても、わざと躓かせてくれました。おかげで、設計の仕方も工事の仕方も、机の上では気がつけなかったことを、現場で学べました。自分で設計したものを、自分で工事して、アクシデントや失敗を乗り越えることで学ぶ。この一連の流れは、今の若い子たちにも必ず経験させてあげたいと思います。躓きからの学びが一番力になることを、誰よりも知っている私だから言えることです。
※1 香川県直島

20代の大きな挑戦が、
自分を変えた。

インドネシアと四日市(※2)の工事は、これまでの経験の中でも、大きな挑戦でした。インドネシアの銅製錬所では、建設工事の設計と現場管理を担当しました。日本では通用していた図面も、現地ではものがつくれない。勝手がまるで違い戸惑いました。指示の出し方、図面の描き方一つひとつを丁寧に行う必要性を学びました。四日市のプラントでは、これまで携わってきた数々の工事の中で最も受注金額が高いプラントの建設工事で、初めて大人数を束ねる立場になりました。うまく設計の管理ができず現場を混乱させてしまい、夢に図面が出るほど苦労しました。それでも設計と工事をやり遂げた頃には、多少のことでは動じない自分になっていました。冷静に全体を見渡せる広い視野を、20代のうちに得られたのは大きかったですね。
※2 三重県四日市

もっと自分の意見を
言い合えるチームへ。

管理職という立場となった今は、インキや薬品、原子力など、幅広い分野の案件をとりまとめています。いろんな分野の案件をいくつも掛け持つことは大変ですが、その分、新しい知識が増える恵まれた環境と言えます。設計図はメンバーに作成してもらうことが増えました。彼らの設計図が実際に形になり、その建物の完成写真を見せると、みんなとても喜んでくれる。今は、自分でやり遂げるよりも、メンバーが喜ぶ姿を見る方が嬉しいです。若いメンバーには、もっと自分の意見を臆することなく発信してほしいです。心に留めていた意見が、ものすごいアイデアに化けるかもしれないし、ミスを防げる種になるかもしれない。MMTECは分野や年齢を越えて発言しやすい雰囲気があります。たくさんぶつかってきてください。僕らがしっかり受け止めますから。

あなたにとってMMTECとは?

私の想いを実現できるところ