PEOPLE 支え続けるベテランたち
機械専攻

無茶ぶり、難題、
大歓迎です。

S.R.
2005年 入社
装置事業部
長岡製作所 設計・開発グループ
(所属は取材時点のもの)

失敗は、
リスク回避のための材料。

長岡製作所(※1)では、産業装置の開発だけでなく、壊れた装置の修理なども請け負うことがあります。今から10年ほど前のこと、故障した装置の原因究明を求められました。三次元CADの応力解析を使ったことがないなかそれを担当してやりかたを覚え、皆で協力して状況分析した結果、部品の1箇所に力が集中してしまったことが分かり、結果、装置の構造を変更することにしました。お客様に迷惑をかけてしまいましたが、失敗は次のリスク回避につながる材料です。若手のメンバーには設計前に、こうした失敗経験を共有するようにしています。
※1 新潟県長岡市

研究で得た原因追求の姿勢が
今も活きている。

私が就職活動をしていた当時、MMTECはリサイクル関係の装置をつくっていました。「地球の役に立つものづくり」ができるのではないか?と入社を決めました。大学では材料工学を専攻していたのですが、たとえば塩化ビニルの配管が破れた時の破面の模様を分析すると、破れた原因が分かったりするんです。疲労なのか、脆性なのか、その他の原因なのか、原因追求に向き合う姿勢は、大学での研究で身につきました。当時の知識が今の仕事にも役に立っていると思います。

世界が身近に思える仕事です。

ものづくりの現場はみんなで協力することが大前提です。だからか、誰とでも話しやすく、和気あいあいとした社風があると思います。私も先輩だからと上から目線ではなく、同じ目線で話しかけるように心がけています。普段から、仕事以外のニュースや時事の話などもたくさんします。というのも、あらゆる業界の装置づくりを担う私たちにとって、世界の資源不足や半導体不足といったニュースは他人事ではないのです。「世界って想像以上に身近なんだ」と気づいてもらえたら嬉しいですね。

お客様あってのMMTECだから。

お客様は次から次へと難題を与えてくれます。「そうきたか!」と、いただいたニーズに驚くこともあります。お客様あっての私たちですから、常に一緒に成長していきたいですね。若手のみんなには、いち早く「自分視点」ではなく「お客様視点」を持ってもらいたい。そのためには積極的に私の仕事を渡していきたいと考えています。私がいなくなっても、装置設計が滞りなく続く環境を残したいとも思います。長岡製作所のサステナブル(持続可能性)を考えることも私の役目ですね。

あなたにとってMMTECとは?

皆で客先の希望を形にすることができる場所